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海外旅行のお土産にお酒を持ち帰る&持っていくときの注意点と、お酒の免税範囲

海外旅行のお土産に、お酒を買って帰りたいという方は多いのではないでしょうか?

また海外では、日本酒や梅酒などの日本のお酒がブームなので、海外に住む友人やホームステイ先への手土産としても喜ばれるでしょう。

でもいざお酒を持っていこうとすると…

「お酒は何本でも、日本に持ち帰っていいのかな?」
「日本のお酒って、海外へ持っていけるの?」
「そもそも、どうやってお酒を運べばいいの?」

などなど、いろんな疑問がわいてきますよね!

konoka
こんにちは!

海外でご当地ワインを買って帰るのが楽しみな、ワイン好き元CAのKonokaです(^^)

私自身、何度も海外からお酒を持ち帰った経験があると同時に、お土産で買ったお酒を没収されてしまったお客様にも、たくさん遭遇してきました(>_<)

そこで今回は、海外旅行で買ったお酒を日本に持ち帰るとき、また、日本から海外にお酒を持っていくときのルールや注意点を詳しく解説していきます♪

海外旅行でお酒を持ち運ぶときの共通ルール

海外旅行の際に、お酒を持ち運ぶためにはいくつかのルールがあります。

これを守らないと、せっかく買ったお酒が没収されてしまうことも(>_<)

ややこしいことに、日本に「お酒を持って帰る」方法と、日本から「お酒を持って行く」方法とでは、少し注意点が異なります。

この「持って帰る」方法と「持って行く」方法の違いについては、後ほど詳しく説明しますので、まずはどちらにも共通するルールを確認していきましょう♪

お酒の機内持ち込みには制限がある

「お酒の瓶が割れてしまわないか心配だから、手元に置いておきたい」と思いますよね!

しかし残念ながら、海外旅行先や日本で購入したお酒を機内に持ち込むのは、国際線の液体物の機内持ち込みルールに引っかかってしまうため、あまり現実的とはいえません。

液体物の機内持ち込みルールについては、『液体の機内持ち込みの注意点を徹底解説!』で、動画付きで詳しく説明しています♪

さらに、お酒を機内に持ち込むときには、これ以外にも守らなければならないルールがあります。

お酒の機内持ち込みルール
  1. 国際線の液体物機内持ち込み規制を守る(100ml以下の容器で、縦横の辺の合計が40cm以内透明バッグに入れるなど)
  2. アルコール度数が70%以下
  3. アルコール容器の移し替えは不可
  4. 持ち込んだアルコールは機内で飲めない
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一部のLCCを除き、持ち込んだお酒を機内で飲むことは禁止されているので注意しましょう!

100ml以下のミニチュアボトルに入ったウィスキーならセーフ、ということになりますが…お土産として持っていく・持ち帰るお酒なら、通常は100mlを超えていますよね(^^;)

それでは、お酒をどうやって運べばよいのでしょうか?

お酒は預け入れ荷物に入れる

空港カウンターのベルトコンベアーの上に置かれた荷物

アルコール度数70%以下で、5リットルまでなら、受託手荷物として預け入れることが可能です!

その際、つぎの3点に注意しましょう。

お酒を預け入れるときの注意点
  1. お酒の瓶が割れないように緩衝材などを使い、入念に梱包する
  2. お酒の瓶が破損することも考え、ビニールの袋に入れておく
  3. お酒の瓶はなるべくスーツケースの中央に。瓶が動かないよう、隙間を服やタオルで埋めておく

現地で購入したお酒を海外または日本に持っていくなら、梱包をしっかりして、スーツケースに入れるのが、もっとも手軽でお得な方法といえます。

ただし、スーツケースの中で破損するリスクがあるのがデメリットです。

空港免税店や機内でお酒を購入

お酒をスーツケースに入れずに運びたい方におすすめなのが、空港の免税店や機内でお酒を購入するという方法です。

お酒が置かれている空港の免税店

空港の免税店には、豊富な種類のお酒があります。

保安検査を通過後に空港免税店や機内で購入したお酒であれば、規制を受けずに機内へ持ち込むことができます。

お気に入りのお酒の取扱があるかどうか、利用する空港の免税店予約サイトや航空会社の機内販売サイトでチェックしておきましょう!

出発前に事前予約しておくと、品切れでガッカリすることもなく、割引が受けられることもありますよ♪

免税店のお得な利用方法については、『海外旅行で免税店を利用するときの注意点や賢い使い方』を読んでみてくださいね!

乗り継ぎ便は、液体物の機内持ち込みルールに注意!

乗り継ぎがある場合は、たとえ免税店や機内で購入したお酒であっても、液体物の機内持ち込みルールに気をつけなければなりません!

なぜなら乗り継ぎをする空港で、再度保安検査があるからです。

空港の保安検査場

その際にしっかり対策がされていないと、液体物の機内持ち込みルールにしたがって、お酒が没取されてしまうことに!

保安検査場で、「これは機内で買ったものだ!」と説明しても、聞き入れてはもらえません(>_<)

国によってルールが異なりので、最終乗り継ぎ地の空港や、最終目的地に向かう飛行機の機内販売で購入するというのが、1番確実な方法でしょう!

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国内線乗り継ぎでも注意!

日本での国内線の乗り継ぎに関しては、お酒をそのまま機内に持ち込めます(5Lまで)が、国によっては国内線にも「機内持ち込みできる液体物のルール」が適用される国もあるので気をつけましょう!

どうしても、出発空港や乗り継ぎ前の機内販売でお酒を購入したいという場合は、つぎのような特殊ルールを利用することも可能です。

特殊ルール①STEBs処理してもらう

『STEBs処理』をしてもらえば、乗り継ぎがある場合でも、免税店や機内販売で購入したお酒を目的地まで持っていくことができます。

STEBsとは、不正開封防止袋という、国際的にルール化された特殊な袋のことです。

このSTEBsに入れて密封されていれば、乗り継ぎ地の保安検査を通過することができます(^^)

ただし、注意点が2つ!

  1. STEBsを導入していない空港もあり、その場合は没収される
  2. 最終の目的地に到着するまで、袋は絶対に開けない

STEBsは、密封されていなければ効果がありません!!

目的地まで、絶対に開けないようにしましょう。

特殊ルール②アメリカ国内の乗り継ぎ

アメリカ国内での乗り継ぎがある場合、最初に到着した場所でスーツケースを預け直す必要があります。

このタイミングで免税店や機内で購入したお酒をスーツケースに入れて、貨物に預けてしまえばOKです。

ただし、乗り継ぎ時間が短い場合はそんな暇が与えられず、没収になる可能性もあります。

時間に余裕のあるときの、裏技として覚えておいてくださいね(^^)

税関申告書「携帯品・別送品申告書」は正確に記入

海外旅行先に入国するとき、また、日本に帰国するときには、入国カードと一緒に、関税申告書を記入して提出します。

この申告書に、お酒の持ち込みに関する質問事項があるので、免税範囲以上のお酒を持ち込む場合は正確に記入しましょう!

ほとんどの空港では、関税でランダムに手荷物の検査をしています。

万が一虚偽の申請をしたのがわかってしまうと、罰金の対象になることもあるので、正直に記入することをおすすめします(^^)

それでは、『海外から日本にお酒を持ち帰る』パターンから見ていきましょう!

海外から日本にお酒を持ち帰るときの注意点

フランスやイタリアには、美味しいワインがたくさん!

各国のご当地ビールやその国のお酒をお土産にすれば、帰国後も思い出話とともにお酒を楽しめますね♪

日本のご家族やお友達に、お土産としてお酒をリクエストされることもあるでしょう。

そこでここからは、海外のお酒を日本に持って帰るときの注意点を解説していきます!

お酒(アルコール飲料)の免税範囲は3本

日本の場合、お酒の免税範囲は3本(1本760ml)までです。

3本といいましたが、実際には、760ml×3本=2,280mlと考えることができ、お酒の合計が2,280mLまでなら免税となります。

具体的に、どれだけのものが持ち込めるのかというと…

Budweiser
  • ビール(350ml)なら6本
  • ワイン(750ml)なら3本
  • ブランデー(700ml)なら3本

では、持ち帰ったお酒が免税範囲を超えていた場合は、どうなるのでしょうか?

免税範囲を超えたお酒の関税(税金)はいくら?

日本では、免税範囲を超えた量のお酒について、関税(税金)を支払えば何本でも持ち帰ることができます。

「関税って、いくら払わないといけないの?」
「関税のことよく分からないから、お酒を持って帰るのはやめようかな…」

と思ったそこの方!大丈夫です(^^)

お酒にかかる関税(税金)は、そんなに高くありません!

どれくらい課税されるのかは、下記のように、お酒の品目によって変わってきます。

お酒の品名
関税率
ウイスキー・ブランデー
800円/リットル
ラム・ジン・ウォッカ
500円/リットル
リキュール
400円/リットル
焼酎
300円/リットル
その他(ワイン・ビールなど)
200円/リットル

具体例として、海外旅行でお土産に買ったワインは、どのくらいの関税がかかるのか?を見てみましょう!

4本のワインボトル

たとえば750mlのワインを、4本買って帰国したとすると…

  • 3本は免税
  • 関税がかかる1本は750mlなので、200円×0.75(リットル)=150円

つまりワインを4本持って帰ってきても、払わなければならない関税は、たった150円。

これなら安心ですよね(^^)

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JAL時代に、幻の焼酎『森伊蔵』を機内販売していたときは、免税範囲は3本とわかっていても「余っていたら、あるだけ欲しい!」というお客さまがたくさんいらっしゃいました(^^)
税関を通る前に破損をチェック!
お酒をたくさん買って帰ってきた場合、税関を通る前にお酒が破損していないか確認しましょう。

万が一破損していて、持ち帰れる状態でないものは、その場で破棄してしまえば、余計な税金を払わずに済みますよ!

未成年がお酒を持ち帰る場合は免税されない

20歳未満の方がお酒を日本に持ち帰る場合、免税範囲は適用されず、1本目から課税されてしまします。

本人が購入したものでなくても、たとえば、海外でお世話になった方から、日本の両親への贈り物として、お酒を預かるなんていうこともありますよね。

また家族旅行の際に、「子供の分の免税範囲も含めたら、お酒がまだまだ買えるぞ!」とはらないので注意しましょう!

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海外では特にお酒の販売が厳しく、未成年(国によって年齢が異なります)だと、お酒を購入することができません。

日本人は若く見られることが多いので、お酒を購入する際や飲食店でお酒を注文する際は、年齢証明としてパスポートを忘れずに持参しましょう!

お次は、『日本から海外にお酒を持っていく』パターンを見ていきます。

日本から海外にお酒を持ち出すときの注意点

海外では、日本酒や焼酎、梅酒などが大人気。また最近では、日本のウィスキーがブームになっています!

日本のお酒

海外に住むお友達や、お世話になるホームステイ先へのお土産として、日本から海外にお酒を持って行きたいという方もいらっしゃるのでは?

海外にお酒を持ち出しする際は、はじめにお伝えした「共通ルール」に加えて、目的地のルールを把握しておくことが大切です。

お酒の持ち込みルールは国によって違う

国によって、お酒を持ち込む際のルールに違いがあります。

海外旅行をする前に、ガイドブックなどであらかじめ調べておくと安心ですよ(^^)

では、もし持ち込み制限を超えたお酒を持ち込もうとしたら、どうなるのでしょうか?

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規定量を超えた分の税金を払えば持ち込める場合もあれば、没収になる場合もあります。

最悪、罰金を払わされることもあります(>_<)

ご参考までに、海外旅行先として人気が高い渡航先のお酒持ち込み制限を、いくつかピックアップしてご紹介しておきますね!

国名
お酒の持ち込み制限
アメリカ
  • 酒類1L
  • 21歳以上
カナダ
  • 蒸留酒 1.14L、またはワイン1.5L、またはビール8.5L
  • 18~19歳以上(州により異なる)
フランス
  • ワイン4L、および22度を超えるアルコール飲料1L
  • 17歳以上
イギリス
  • 無発泡ワイン2L、22度を超えるアルコール飲料1L、またはアルコール度22%以下の酒類2L
  • 18歳以上
イタリア
  • 蒸留ワイン2Lとアルコール度22%以上の酒類1L、またはリカーワインもしくは食前酒2Lとアルコール度22%未満の酒類1L
  • 17歳以上
オーストラリア
  • 酒類2.25L
  • 18歳以上
グアム
  • 酒類1ガロン(約3.7L)未満
  • 21歳以上
タイ
酒類1L(超過分は没収または罰金)
シンガポール
蒸留酒、ワイン、ビール各1L
中国
酒類2本(1本0.75L以下)
韓国
  • 酒類1本(1L以内)
  • 21歳以上

日本のように超過分の税金を払えばOKな国もありますが、なかには、超過分は没収・罰金という国も!

せっかくお土産にお酒を持ってきたのに、目的地で没収や罰金という悲しい事態を避けるためにも、事前に旅行先のアルコール持ち込み規制を調べておきましょう。

お酒をスーツケースに入れるなら、梱包は入念に!

お酒をスーツケースに入れて、預け入れ荷物として海外旅行に持っていく場合は、梱包をしっかりすることがポイントです!

日本の空港で働く人はとても親切で、預けたスーツケースも丁寧に扱ってくれますが、それを当たり前だと思っていませんか?

実際には、「海外ではスーツケースは「投げるもの」という認識なのでは?」と思うほど手荒に扱われています…(^^;)

キャスターが壊れたスーツケース

チェックインで、「割れ物注意(Fragile)」のステッカーを貼ってもらっても、たいした違いはありません。

ということで、お酒を守れるのは自分だけです!(笑)

お酒の梱包は、これでもか!というくらい入念にしておきましょう。

ですので、お酒をスーツケースに入れる機会がよくある方は、ワインボトル用のエアクッションがあると便利ですよ。

海外旅行でお酒を持ち帰る・お酒を持っていく方法まとめ

今回は、海外旅行のお土産として、お酒(アルコール)を日本に持ち帰る・海外に持ち出すときの方法や注意点についてお伝えしてきました。

もう一度、大切なポイントをおさらいしておきますね!

まず、海外旅行でお酒を運ぶ方法と注意点は…

  • 機内持ち込みではなく、預け入れ荷物に入れる
  • お酒の梱包は入念にする
  • もしくは、免税店や機内販売で購入する
  • 乗り継ぎの際は、乗り継ぎ地での液体物規制に注意

お酒の免税範囲については…

  • 国によって、お酒の免税範囲や免税が適用される年齢が異る
  • 日本の免税範囲は3本(760ml×3=2280ml)
  • 免税範囲を超えても、意外と関税は高くない
  • 未成年には免税が適用されない

没収や罰金を避けるためにも、海外にお酒を持っていくときは、目的地のルールを事前にチェックしておくしておきましょう。

海外から日本にお酒を持って帰った場合、免税(3本、合計約2リットル)を超えても、関税はそんなに高くないので安心してくださいね!

海外にお酒を持っていくときと同様に、しっかり梱包して、税関申告をすればOKです♪

ぜひ、おいしいお酒とともに、海外旅行を楽しみましょう!

ABOUTこの記事をかいた人

Konoka

元JAL客室乗務員。京都府出身。

CA歴は12年、仕事とプライベートを合わせると訪れた国は、JALが就航しているアメリカ7都市なども含め20ヵ国以上。訪れてよかった土地は、ごはんがおいしい台湾と、すべてがおしゃれでショッピングが楽しいパリ。

趣味は音楽鑑賞、読書、飲む事、食べる事、料理。
お酒を持ち運ぶときの注意点とアルコールの免税範囲