あいあい

飛行機にスプレー缶は持ち込めない?スプレーを機内持ち込みする際のポイントを徹底解説!

飛行機で旅行に行く際、

「ヘアスプレーや制汗剤スプレーは持っていけるの?」
「虫除けスプレーを持っていきたいけど、スプレーって保安検査で没収されそう・・・」

と不安に思う方も多いのではないでしょうか?

実際にスプレーは、航空法で危険物に該当するものも多く、法律での規制があるため、空港の保安検査で没収される確率の高いアイテムです。

「それなら保安検査で没収されるのも嫌だし、スプレーを持っていくのはやめようかなあ。」と気が引けてしまった方、諦めるのはまだ早いです!

たとえばヘアスプレーや制汗スプレーといった、旅行中に使用する頻度の高いスプレーは、条件をクリアすれば持ち込めるものも多いのです。

今回はCAとして6年間乗務し、現在は海外在住で、幾度となく保安検査を通過してきた「あい」が

  • 飛行機に持ち込めるスプレーと持ち込めないスプレーの違い
  • スプレー缶を持ち込むための条件

といった、飛行機とスプレーにまつわる知識や注意点を詳しくご紹介します!

規制が厳しく、飛行機によく乗る方でも難易度の高い『スプレー』。

この記事を読んでポイントさえ抑えれば、飛行機初心者の方でもカンタンに攻略できます。

それでは詳しく説明していきます!

飛行機へのスプレー缶の持ち込みについて、動画解説!

トリップアテンダントメンバーのAsumiさんが、「飛行機へのスプレー缶の持ち込み」について、動画で解説してくれています。

この動画を観ていただいてから、この記事を読んでいただけると、理解度がまったく違うと思いますよ!(^^)

↓再生ボタンを押すと音が出ますので、音量にご注意くださいね!

それでは、こちらの記事でもルールを確認していきましょう!

飛行機にスプレー缶は持ち込める

液体の持ち込み

結論からいいますと、飛行機にスプレー缶は持ち込めます!

ただ機内に持ち込めるスプレー缶の種類は、決まっています。

また飛行機に持ち込めるスプレー類でも、持ち込める個数や容量が決まっていますので、順をおってルールを確認していきましょう(^^)

triko
スプレーの種類だけで、飛行機に持ち込めるか判断せず、必ず記事の後半でも紹介する個数や容量制限についても確認しましょう!

まず航空法では、スプレー類は大きく分けて、3種類に分類されます。

航空法でのスプレーの分類
  1. 化粧品類
  2. 医薬品類
  3. 日用品・スポーツ用品

飛行機には持ち込めないスプレーもありますが、ヘアスプレーや制汗スプレーといった『化粧品類』、また虫除けやかゆみ止めスプレーといった『医薬品類』は、飛行機内に持ち込むことができます。

「化粧品類・医薬品類って、どうやったら簡単にわかるの?」と思う方も多いと思いますが、基本的に、身体や身だしなみのために使用するもの、また清涼・芳香、洗浄、消臭、除菌効果のある嗜好品であれば持ち込むことができます。

つまり顔や髪、身体につけるスプレーは、機内持ち込みも預け入れもOKってことですね♪

一方で日用品のスプレーには、引火性ガスや毒性ガスが使用されているものあり、航空法で規制されているものも多くあります。

具体的にどんなスプレーが持ち込みできて、どんなスプレーが持ち込みできないのか?については、のちほど詳しくご説明します。

航空法によるスプレーの取り扱い

飛行機に持ち込める手荷物は、航空法という法律で決められており、危険物に該当するものは持ち込むことができません。

スプレーにはこの“危険物”に該当するものも多くあり、厳しく規制されています。

また飛行機に持ち込めるスプレーも、航空法で決められた条件を満たす必要があります。

下のポスターは空港で貼られているものです。上部にあるスプレーの記載をチェックしてみましょう。

飛行機へ持ち込みできない危険物
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意外なものが危険物に該当したり、CAでもハッとすることがたまにあります。

国土交通省のHPは、旅に役立つ情報がたくさん載っているので、旅行前に目を通すとイイですよ♪

それではここからは、どういったスプレーの種類が、機内持ち込み・預け入れができるのか?できないのか?を見ていきますね(^^)

化粧品・医薬品類のスプレーは、機内持ち込み・預け入れ両方OK!

ヘアスプレーや制汗スプレーといった「化粧品類」や、殺菌・消毒スプレーや虫除けスプレーといった「医薬品類」に該当するスプレーは、条件を満たせば、機内持ち込み・預け入れともに可能です。

ヘアスプレーと虫除けスプレー

機内持ち込み・預け入れ共に可能なスプレー類

機内持ち込み、預け入れができるスプレーの例
  • ヘアスプレー
  • 日焼け止めスプレー
  • 育毛剤スプレー
  • シェービングフォーム
  • 制汗・清涼・冷却スプレー(衣料につけるものも含む)
  • 芳香・消臭・除菌・シワ取りスプレー(身体用、衣料・室内用)
  • 虫除けスプレー
  • 虫刺され・かゆみ止めスプレー
  • 花粉ガードスプレー
  • 殺菌・消毒スプレー
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さきほども書いた通り、顔や髪、身体につけるスプレーは、機内持ち込みも預け入れもOKです!

引火性のある日用品・スポーツ用品のスプレーは、飛行機に持ち込み不可!

機内持ち込みも預け入れもできないスプレー

引火性ガスあるいは毒性ガスを使用した「日用品・スポーツ用品」のスプレー類や、工業用スプレーは飛行機の安全運航を妨げる恐れがあるため、飛行機への持ち込みも預け入れも禁止されています。

「ん?引火性ガスを使用したスプレーってどうやってわかるの?」という方。

見分けるのはとてもカンタンです。

引火性ガスを使用したスプレーとは、スプレー本体に「火気と高温に注意」と書かれているもの。

火気と高温に注意の表示があるスプレー

火気と高温に注意の表示があるスプレー

引火性ガスを使用していないスプレーは、「高温に注意」とだけ書かれているため、上の写真のように「火気」という表示があれば、引火性ガスを使用したスプレーという判断ができます。

以下の日用品・スポーツ用品のスプレーは、引火性ガスのため、飛行機の機内への持ち込みも、預け入れも禁止されているスプレーの例です。

引火性ガスが使われている日用品・スポーツ用品スプレーの具体例
  • 静電気防止スプレー
  • 塗料スプレー
  • スプレーのり
  • 防塵用のスプレー
  • スポーツ道具のメンテナンス剤
  • スキー、スノーボード用のワックスなどのスプレー
  • 殺虫剤や害虫駆除用のスプレー
  • スポーツ用の酸素スプレー
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化粧品類・医薬品類のスプレーは、『火気と高温に注意』という表示があっても、問題ありません!

“火気”表示があると飛行機に持ち込めないのは、日用品・スポーツ用のスプレーのみのお話です(^^)

また以下の様な、高圧ガスのスプレーも危険物に該当するため、機内への持ち込みも、預け入れもできません。

機内持ち込み、預け入れができないガスボンベ
機内持ち込み、預け入れができない高圧ガススプレーの例
  • キャンプ用ガスボンベ
  • ライター用補充ガス
  • カセットコンロ用ガス
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スポーツ合宿で飛行機に乗るときなど、旅先でスポーツをする際に注意すべきなものがたくさんあります。

大切な持ち物が空港で没収される前に、現地で買うことができるか、またスプレー以外の代替え品がないか事前にチェックしましょう!

引火性のない日用品・スポーツ用品のスプレーは、預け入れのみ可能!

上記の例で紹介した『日用品・スポーツ用品』のスプレーの中で、引火性ガスも毒性ガスも使用されていないものは機内への持ち込みはできませんが、預け入れのみ可能です。

旅行で持っていきたい「日用品・スポーツ用品」のスプレー本体に、火気と高温に注意』や『火気厳禁』の表示がないことを確認しましょう。

ここまでどのような種類のスプレーが持ち込めるのか?というお話でしたが、ここからは、機内持ち込み・預け入れができるスプレーの条件についてご説明します。

機内持ち込み・預け入れができるスプレーの条件

機内持ち込み・預け入れの可能なスプレーには条件があります。

以下は、国内線と国際線で共通する条件です。

  1. 1容器あたり0.5kgまたは0.5L(500ml)以下のもの
  2. 1人あたり※2kgまたは2Lまで
  3. キャップまたは適当な方法で噴射弁が保護してあるもの

※1人あたりの数量はすべてのスプレーの合計数量です。
※化粧品における「スプレー」とは、ガスが充填された『エアゾールスプレー』 、また液体が充填された『ミストスプレー』を含みます。

ここまで大丈夫でしょうか?
もしわからない場合は、記事の最後に解説動画がありますので、ご覧くださいね!

そして実は、『国際線の機内持ち込み』に限っては、まだルールがあるんです(^^;)

国際線の機内持ち込みは、上記の条件に加え、液体物の条件が入ってくるため少し複雑になります。

でもポイントを掴めばカンタンですので、次の章で詳しくみていきましょう!

国際線でのスプレーの取り扱い、注意点

実は航空法では、スプレーは「液体物」に該当します。

そのため国際線では、スプレーを手荷物で預け入れする場合は問題ありませんが、機内に持ち込む場合には国際線の液体物のルールをさらに注意が必要です。

国際線の液体物の持ち込み条件

国際線での液体物の機内持ち込み条件は、以下の通りです。

液体の機内持ち込みルール
  • 液体物はそれぞれ100ml以下の容器に入れる(内容量が100ml以下でも、容器の容量が100mlを超える場合は不可)
  • 容器はすべてジッパー付きの透明のプラスチック製袋に入れる
  • 袋のサイズは縦横の合計が40cm以下(容量1L以下)
  • ひとり1袋まで

国際線の機内にスプレーを持ち込む場合

スプレーの機内持ち込みの条件「1容器あたり500ml」と、国際線の液体物の条件「1容器あたり100ml」と聞いて混乱する方も多いと思います。

実際、どちらが適用されるのでしょうか?

答えは、国際線ではスプレーも「液体物の条件」が適用されます。

つまり機内にスプレーを持ち込みたい場合、上記の「国際線の液体の機内持ち込みルール」が適用されますので、「1容器あたり100ml」、かつ「容量1L以下の透明な袋に入れる」必要があります。

この条件に引っかかり、保安検査で没収されるケースが多いので、海外旅行にスプレーを持って行く場合は十分注意しましょう!

液体の機内持ち込みの条件については、以下の記事で詳しくご説明しております。

液体の機内持ち込み

液体の機内持ち込みの注意点を徹底解説!【元客室乗務員の解説動画あり】

2021-06-25
triko
国際線の機内にスプレーを持ち込みたい場合は、薬局に売っている携帯用の小さなスプレーが便利です。

空港のドラッグストアには、機内持ち込み可能容量のスプレーが売っていることが多いので、持ち込み可能なサイズのスプレーがなくて困った場合にはおすすめです。

また機内で使う予定のないスプレーは、忘れず預け入れの荷物に入れておきましょう!

スプレー缶の機内持ち込みまとめ

旅行で利用する機会の多いヘアスプレーや制汗スプレー、また虫除けスプレーといった「化粧品」や「医薬品」に該当するスプレーが飛行機に持ち込めると聞いて、安心した方は多いかと思います。

スポーツやキャンプなど、旅の目的によっては注意が必要なスプレーもありますが、旅行の荷物を準備する前に、条件を知っておけば旅先で困ることはありませんね。

海外旅行の際は国内線とは違う容量制限に注意をして、大切な持ち物を空港で没収されることのないよう気をつけましょう。

スプレーの持ち込み・預け入れに関する正しい知識を用いて、事前にしっかり旅の準備を行なえば、快適かつスムーズに飛行機の旅を楽しめるはずです♪

↓再生ボタンを押すと音が出ますので、音量にご注意くださいね!

ABOUTこの記事をかいた人

あい

元ANA客室乗務員。
CAとして6年乗務し、現在はイギリス在住。
これまでアメリカの8都市や、東アジア・東南アジアのほぼすべての国を訪れ、訪れたことのある国は21ヵ国。
訪れてよかった国は、食べ物の美味しいイタリア・スペインと、マッサージやスパが安いインドネシア。
趣味は、オシャレなカフェや雑貨屋巡り、最近はヨーロッパの食器集めにはまっている。
スプレー