海外旅行に行こう!と決めたはいいけど、
「そういえばまだパスポート持ってない・・・。いつまでに必要?」
「パスポートは持ってるけど、有効期限が足りないから更新しなきゃ(^^;)」という方いらっしゃいませんか?
海外に行くには、必要不可欠なパスポート。
持っていない人は、新規発給。
有効期限が足りない人は切替発給をしなければなりません。
そんなあなたの「パスポートはいつまでに用意すればいいの?」という疑問に、客室乗務員として6年間乗務し、現在は海外在住のあいが、おこたえします!
- パスポートはいつまでに必要か
- パスポート情報入力時の注意点やよくあるミス
ぜひこの記事を読んで、パスポートを計画的に申請し、余裕をもって旅行の準備をしていきましょう♪
目次
パスポートはいつまでに必要?
海外旅行や航空券を予約する際、予約手段や利用する航空会社、旅の目的や滞在期間(ビザの有無)によっても異なりますが、予約時にパスポートが必要なケースはほとんどありません。
もっといえば以下の場合は、基本的に当日のチェックイン時にパスポートを用意できていればいいのです!
- 旅行代理店を通さない
- 予約時にパスポート情報が必須な航空会社を利用しない
- ビザが必要ない
ただ滞在先の国や利用する航空会社が、事前に利用者の情報(パスポート情報)を求めてくることもあるので、例外はあります。
また当日にはじめて、パスポートを提示する場合のリスクとして2点考えられるのが・・・
- 搭乗手続きや入国審査に時間がかかることもある
- 航空券の予約内容とパスポート情報が「同一」でない場合は搭乗できない
入国手続きは、法律にも関わることなので、航空会社はかなりシビアにチェックします。
ですので結論として・・・
当日の混乱をさけるためにも、出発の1週間前までにはパスポートを用意し、航空会社のHPで、事前にパスポート情報の入力を済ませることをおすすめします!
では上で説明したものとは逆に
- 旅行代理店を通す場合
- 予約時にパスポート情報が必須な航空会社
- ビザが必要な場合
とくに旅行代理店を通して予約する方は多いと思いますので、まず説明していきましょう。
旅行代理店で海外旅行を予約する場合
旅行代理店で海外旅行や航空券を予約する場合、それぞれパスポート情報を求められる期限に差はありますが、大体が出発の1〜3週間前までの登録を求めています。
予約をする時に、パスポートをもっているかの確認はあるかと思いますが、まだ手元にない場合は取得中と伝え、取得後すみやかに旅行代理店に伝えるようにしましょう。
また利用する航空会社によっては、予約の時にパスポート情報が必要な場合、または出発の3週間以上前など、早い時期から必要なケースもあるので、利用する旅行代理店に確認しましょう!
予約時にパスポート情報が必須な航空会社
近年、予約時にパスポート情報が必要な航空会社は減ってきていますが、以下のような一部の航空会社を利用する場合は、予約時にパスポート情報が必要です。
- アエロフロート・ロシア航空
- S7航空
- ウズベキスタン航空
- ピーチ
- 春秋航空
- 海南航空
- タイガーエア台湾
- エアアスタナ
- ヤクーツク航空
※インドやロシア、中国系航空会社や一部のLCCでは、事前にパスポート情報を求めるケースが多くなっています。
例にあげた航空会社を利用する予定があり、パスポートが手元にない方は早めに申請しましょう。
利用予定の航空会社のHPや旅行代理店で事前に確認をしましょう!
ビザが必要な場合は早めにパスポートを申請しよう!
留学や就労で海外に行く場合、また海外旅行においても長期で行く場合や、渡航先によってはビザが必要になります。
ビザの種類によっても変わりますが、申請時はパスポート情報が必要になるケースが多いので、ビザ申請時までにパスポートを用意しましょう。
また新しいパスポートに切替発給をする予定の方は、ビザ申請時は旧パスポートの旅券番号を入力し、後日新パスポートの旅券番号に変更できることもあります。
ビザの種類や滞在先によって、申請方法やビザ取得までの日数も異なるので、不明点はビザセンターに確認しましょう!
パスポート申請から受取りまでにかかる期間
パスポートの申請から受取りまでの日数は、都道府県や各自治体によりますが、約6〜8日間(土日祝日・年末年始除く)です。
たとえば出発の1週間前までに、パスポートを用意したい場合は、遅くても旅行の2、3週間前までには申請した方がよさそうです。
「仕事や用事があって、なかなかパスポートセンターに行けそうにない!」という方は早めに計画を立て、余裕をもって申請しましょう。
またパスポート申請時、必要書類に不備があったり、書きまちがいがあると受理してもらえないので、パスポートセンターに行く前によ〜く確認していきましょう!
制度を利用するには条件がありますが、「どうしても間に合わない!」とお困りの方は、パスポートセンターに相談してみましょう。
絶対NG!パスポートの名前・性別・生年月日のミス
上でも説明した通り、海外旅行や航空券の予約時に提出した情報『名前・性別・生年月日』と、パスポートの情報が同一でない場合は、予約が無効となり、その予約では飛行機に搭乗することができません。
また予約後の『名前・性別・生年月日』の変更や訂正はできない場合がほとんどですので、正確に記入する必要があります。
※旅券番号の変更はできる場合もあります。
そんなことを聞いたら、こわくなりますよね・・・でも大丈夫!
今回は、よくある間違いについて説明していきますので、名前のローマ字表記などに不安がある方は、ぜひご覧ください♪
名前のスペルでよくある間違い
パスポートの名前のローマ字スペルは原則『ヘボン式』という表記が使われています。
「ん?なにそれ?」という方も多いと思いますが、『ヘボン式』という言葉は、覚えなくても大丈夫です!
ここでは、日本人が間違いやすい名前スペルのミスを3つ紹介しますね。
誤「SATOH」→正「SATO」
大田(おおた)
誤「OHTA」 →正「OTA」
誤「HONMA/JUNPEI」→正「HOMMA/JUMPEI」
※アルファベット「B」「M」「P」の前の「N」は「M」に変えて表記します。
※「っち」「っちゃ」「っちゅ」「っちょ」に限り「CH」の前に「T」を表記します。
例:八町(はっちょう)→「HATCHO」
ローマ字のスペルだけでなく、姓名の『姓』と『名』の順序を逆にしたり、ミドルネームがある方は記入もれがないように注意しましょう。
結婚などで名前が変わった場合
結婚などにより姓(苗字)が変わった場合は、パスポートの記載事項変更もしくは、新規発行をする必要があります。
ですが新婚旅行などで、結婚後すぐにパスポートを使用したい場合は、手続きが間に合わないこともありますよね?
その場合、旧姓のパスポートを使用しても問題ありません。
出発当日に持参するパスポートの名前で予約をしましょう!
また帰国後は、そのままにせず、すみやかにパスポートの変更手続きを行うことをおすすめします。
まとめ
予約時にパスポートが必要な航空会社は近年減ってきており、出発までに用意できていればいいケースは多くなっています。
ですが予約内容に1つでもミスがあった場合は、大変なことになります。
当日のトラブルを防ぐためにも、海外旅行の予定を立てたら余裕をもって、早めにパスポートの準備をする方がよさそうですね。
予約内容の記入ミスにも十分注意をし、旅行当日は安心して空港に向かい、旅を思いっきり楽しみましょう!
この2点を私たちの代わりに確認してくれているからです。
パスポートの有効期限が足りていない、もしくは情報に誤りがあった場合、予約は無効になり購入しなおす必要があります。
トラブルを避けるためにも、パスポートが用意できたら、すみやかに旅行会社に伝えましょう♩