あいあい

海外旅行に変圧器は必要?変圧器と変換プラグについて徹底解説!

みなさんは海外旅行に行く際、

「旅先で日本の電化製品はそのまま使えるの?」
「海外では、変換プラグだけじゃ電化製品は使えないのかな・・・?」と不安を抱いたことはありませんか?

また「変圧器って言葉は聞いたことあるけど、何に使うんだろう。それって必要なの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

今回は、CAとして6年間乗務し、現在海外在住の「あい」が、『海外で日本の電化製品を使うために必要な、変圧器や変換プラグについての知識』を、詳しくご紹介しましょう。

この記事を読めば、海外旅行前の荷造りや旅先で、きっと役に立つ情報が得られるはずです!

海外旅行で日本の家電はそのまま使えるの?

ドライヤー 変圧器

海外では日本の電化製品は、“そのまま”使えないことがほとんどです。

ですが海外旅行に行く際、スマホやPC、デジカメ、ドライヤー、ヘアアイロン、電気シェーバーなどの普段から使っている日本の電化製品を持っていけたら便利ですよね。

海外で日本の電化製品を使う為には、必要な条件が2つあります。

  1. 電圧が対応している
  2. コンセントの形状が合っている

この2つの条件を両方クリアすれば、海外で日本の家電を使うことができます。

「電圧が対応していない場合」に必要なものが【変圧器】
「コンセントの形状が合っていない場合」に必要なものが【変換プラグ】

2つとも条件が揃っていない場合は、【変圧器】と【変換プラグ】の両方が必要です。

なんだか難しく聞こえて混乱してしまいますよね・・・?

でも安心してくださいね。
この記事を最後まで読めばカンタンに理解することができます!

ここでは、「電圧と変圧器」「コンセントの形状と変換プラグ」。この2つのキーワードだけ覚えておきましょう。

それではまず【変圧器】と【変換プラグ】について詳しく説明していきます。

変圧器・変換プラグとは

コンセント差込口

日本の電化製品を海外で使うために必要なものが、【変圧器】【変換プラグ】です。

日本の電圧は100Vで、電化製品も100Vの電圧環境に対応して作られています。

ですが海外の多くの国は、日本と異なった電圧のため、日本の電化製品を海外で使ってしまうと、機械が電圧に耐えられず故障や発火の原因となります。

そこで日本の電化製品(100V)を海外の電圧環境でも使える様に『電圧を調整してくれるもの』。それが【変圧器】です。

またプラグ(挿し込み口)の形状も、国によって異なります。日本のプラグ形状はAタイプと呼ばれる縦2本のものが使われていますが、海外ではBタイプやCタイプなどいくつか種類があります。

そこで必要なものが【変換プラグ】です。

滞在先のプラグ形状が、日本と異なる場合、この変換プラグを使えば日本の電化製品をカンタンにつなぐことができます。

なんとなく、ご理解いただけたでしょうか?

電圧が異なる国で必要なのが変圧器、プラグ形状が異なる場合に必要なのが変換プラグということです。

といっても、すべての電化製品、またすべての国で変圧器や変換プラグが必要なわけではありません。海外対応の電化製品も多くなっており、変圧器が必要ない場合も実際に多いのです。

それでは皆さんの海外旅行では、変圧器や変換プラグがいるのか、いらないのか。それぞれ順に、確認していきましょう!

海外で変圧器が必要ない場合

日本の電化製品が、必ずしも海外で使用できないとは限りません。

まずは使用予定の電化製品の仕様をチェックしてみましょう。

本体や充電器、または説明書にある入力電圧(INPUT)を確認してください。

BOSEの充電器

上の画像のように「100V〜240V」と記載されていれば、海外対応製品のため変圧器は必要ありません。

実のところ、最近は海外でも使える便利な電化製品が増え、変圧器が必要ないケースが多くなってきています。

世界中で使えるユニバーサルタイプの電子機器が増加中

世界中の電圧環境に対応した、『ユニバーサル仕様の電子機器』が増えています。

このユニバーサルタイプの電化製品は、変圧機能が内蔵されているため「100V〜240V」の電圧内であれば、変圧器なしでどの国でも使用することができます。

以下のような、海外で使用する機会の多いものは、ユニバーサル仕様のものがほとんどです。

ユニバーサル仕様の代表的な例
  • デジタルカメラ、ビデオカメラ
  • スマートフォン、タブレット端末、ノートパソコン
  • 電気シェーバー、ポータブルオーディオ
  • ポータブルゲーム機

※メーカーや製造年度によっては例外もあります。

変圧器を準備する前に、電化製品の本体や充電器に「100V〜240V」の記載がないか、確認することをおすすめします。

海外で変圧器が必要な場合

使用予定の電化製品で、電圧が「100V」のものを海外で使用する場合、変圧器が必要となります。

“変圧器が必要か必要でないのか”については、滞在国によっても変わります。

たとえば「100V〜120V」対応の電化製品は、120Vのアメリカでは使用することができますが、240Vのイギリスでは使用することができません。

では滞在先の電圧を確認し、変圧器が必要か調べていきましょう。

人気渡航地の電圧

南北アメリカの電圧は120V、ヨーロッパは220Vから240Vが主流です。

使用予定の電子機器が対応しているか、照らし合わせてご確認ください。

国名電圧国名電圧
アメリカ 120V韓国110V / 220V
ハワイ(アメリカ)120V中国220V
グアム(アメリカ)120V台湾110V
カナダ120V香港200V / 220V
ロシア220Vタイ220V
フランス220Vベトナム110V / 220V
ドイツ220Vフィリピン220V
スペイン220Vシンガポール230V
イタリア220Vオーストラリア240V
イギリス240Vニュージーランド230V / 240V

※複数の電圧があるものは、地域や建物によって異なる場合があります。

変圧器の選び方

変圧器は、それぞれ対応できる容量(定格容量)が決まっています。また海外旅行用の手軽なものや海外生活用の大容量のものなど、用途によっても種類が分かれるため、選ぶ上では注意が必要です。

変圧器を選ぶ方法はとてもカンタンです。

  1. 海外旅行で持っていきたい電化製品の「消費電力(Wワット数)」を調べる。
  2. 「変圧器の定格容量」>海外で使用する電化製品の「消費電力」に対応した変圧器を購入

の以上です。

難しい言葉がでてきましたが、次で詳しく説明していきます!そのまま読み進めていただいて大丈夫ですよ(^^)

電化製品の消費電力

電化製品の本体や説明書に記載されている電気量、いわゆる「W(ワット数)」が消費電力です。

海外で使用予定の電化製品をご確認ください。

「消費電力(W)=電圧(V) × 電流(A)」のため、「VA 」と表示されることもあります。

変圧器の定格容量に注意

変圧器には、対応できる電気量、いわゆる「定格容量」というものがあり、この「変圧器の定格容量」を超えて海外で使用すると、電化製品から煙が出て、破損の原因となり大変危険です!

ヘアドライヤーやヘアアイロンといった、消費電力の高い電化製品を海外で使用する場合は十分に注意しましょう。※下記の「変圧器があっても使えない家電」で詳しく説明します。

変圧器の定格容量の20%くらい余裕をもって使用することをおすすめします。

変圧器の種類

変圧器は、現地の電源電圧を100Vに下げる「ダウントランス」と、現地の電圧を製品仕様の電圧まで引き上げる「アップトランス 」、また両方に対応した「アップダウン(マルチ)トランス」の3種類あります。

日本の電化製品(100V)を高電圧な海外で使用する場合は「ダウントランス」の変圧器が必要です。

変圧器があっても海外では使えない家電

電子ケトル

600W〜1300Wと消費電力の大きい電化製品は、変圧器でも対応できない可能性があります。

変圧器があっても使えない家電の例
  • ヘアドライヤーやヘアアイロン
  • 電子ポット(電子ケトル)
  • 炊飯器

定格容量が大きい変圧器では使えることもありますが、重くて大きいため海外旅行向きではありません。
またメーカー保証していないことが多いので、これらの消費電力が大きい電化製品を海外で使用したい場合は、【海外対応製品】の購入をおすすめします。

海外対応のヘアドライヤーやヘアアイロンは家電量販店に必ずあります。店員さんに聞いてみましょう!

triko
海外対応でないドライヤーやヘアアイロンを、ヨーロッパなどの高電圧環境で使用して壊れるケースはよく耳にします。

煙がでたり発火する危険があるので、海外対応のものを使用しましょうね。

滞在先で必要な変換プラグの形状は?

変換プラグ

海外で日本の家電を使うもう一つの条件、変換プラグについて説明していきます。

日本はAタイプのプラグ形状に統一されています。

同じAタイプのアメリカやハワイ、カナダではそのままつなぐことができますが、その他の国や地域ではさまざまなタイプの形状があり、変換プラグが必要です。

アジアでは「Aタイプ」や「Cタイプ」、ヨーロッパでは「Cタイプ」と「SEタイプ」が主流。

またオセアニアでは「Oタイプ」が多く使われています。

人気渡航地のプラグタイプ

国名プラグタイプ国名プラグタイプ
アメリカ A韓国C・SE
ハワイ(アメリカ)A中国C・SE
グアム(アメリカ)A台湾A・O
カナダA香港B・B3・BF・C
ロシアCタイA
フランスC・SEベトナムA・C
ドイツC・SEフィリピンA・B3・C
スペインC・SEシンガポールB・B3・BF
イタリアCオーストラリアO
イギリスBFニュージーランドO
※同一国内でも地域やホテルによってプラグ形状が異なる場合があります、事前にご確認ください。

滞在先で必要な変換プラグをチェックして、忘れず持っていきましょう。

マルチタイプの変換プラグ

変換プラグには1タイプ対応のものと、すべてのコンセントに対応した、マルチタイプの変換プラグがあります。

コンパクトで低価格の1タイプ対応のものに比べ、マルチタイプは少し大きめなものが多く高価ですが、複数国旅行する際には便利なアイテムです。

triko
ホテルによっては持っていった変換プラグが合わないこともたまにあります。(とくにマルチタイプ)
貸出し用のプラグがあるホテルも多いので、フロントで相談してみましょう。

まとめ

昨今、海外で使う機会の多い物は、変圧器のいらないユニバーサル仕様の電化製品がほとんどです。そのため海外旅行では、滞在先の変換プラグだけを用意すればいいケースが多くなってきました。

またアメリカやカナダといった南北アメリカでは、変圧器も変換プラグもどちらも必要ない場合があります。

身軽に海外旅行を楽しむことができるのは、ありがたいですね。

海外旅行が快適なものになるよう、正しい知識をもって荷造りを行い、旅に備えましょう!

ABOUTこの記事をかいた人

あい

元ANA客室乗務員。
CAとして6年乗務し、現在はイギリス在住。
これまでアメリカの8都市や、東アジア・東南アジアのほぼすべての国を訪れ、訪れたことのある国は21ヵ国。
訪れてよかった国は、食べ物の美味しいイタリア・スペインと、マッサージやスパが安いインドネシア。
趣味は、オシャレなカフェや雑貨屋巡り、最近はヨーロッパの食器集めにはまっている。
    空港 コンセント